多くのことがあったので、2016年を簡単に振り返ろうと思います。
主に出演した舞台、映像作品の話です。
1月 大阪ゲキバカ「ソドムの紅い月」
没落した金持ちの息子。
大阪での最後の舞台。下ネタ全開。
集団での立ち位置をひたすら考えた舞台でした。
何気に舞台上で初めて死にました。
そして1/31。
打ち上げを途中で抜け、夜行バスに。
2/1に関東に引っ越し。われながらめちゃくちゃなスケジュールでした。
引っ越し先は所沢。
色々な方に、なぜ所沢にしたと聞かれます。
家を選ぶ時間がなかったとしか答えられないんですよね笑
住宅環境には特に不満はないのですが、やはり稽古場が点在しているので、移動が手間です。
来年は、高円寺、江古田あたりに引っ越し予定です。
3月 牡丹茶房「縋り雨」
バツイチ二児の父。DVをする父親です。
関東移住後、初舞台ですが、とにかく難しい役でした。
暴力をふるう人間は、とにかく救いの手は必要ないと思っています。
とにかく、力=暴力の権化であるべきだと思っています。
しかし、脚本上では、その父の苦悩が描かれています。
その瞬間ただの、力の権化ではいられなくなりました。
お客さんに受け入れてもらえないと、成立できなくなり、また、その立ち位置を細かく調整する必要がありました。
お客さんがこの役に歩み寄ってくれた時は、とても嬉しく、客席と一緒にこの役を作っていけたのは、非常に嬉しくもありました。
ちなみに、関東移住前に決まった舞台のうち2本目です。
5月 KAKUTA「アンコールの夜 男をよむ/ねこをよむ」
男をよむ。IT会社の高圧的な社長。また、離婚前の男のいとこの二役。
ねこをよむ。まっすぐな力を持つこおろぎ。
芝居にはてしなく近い、朗読劇。
朗読をしながら、役が芝居をしていく独特のスタイル。
ベテランの方々に囲まれて、非常に刺激的な日々でした。
あのKAKUTAです。
初見は、「秘を以て成立とす」
圧倒的なクオリティから紡がれる物語に魅了されました。
いつか出演したいと強く思った団体です。
念願叶って、出演させていただき、思わず叫びました。
暖かく、家族のような劇団員の皆様。関わった全員がきっと好きになると思います。
またご一緒させていただきたい。
そして、関東移住前に決まった舞台のうち3本目です。
3本決まったら移住する、と決めていたので、それを決意した公演でもあります。
6月 The choice of しむじゃっく「間違ったチョイスの仕方」
二股している劇団員の男。
スタジオ公演。劇団のWSというテーマと、スタジオという相性のよさ。
地続きのため、観ている側もWSに参加していると錯覚しそうな距離感。
コメディ作品。
8月 3.14ch「大型」
神。
3幕構成で、人の言語らしい言語が出てくるのが、1幕のみで、残りは、宇宙を漂うプールの周囲を様々な神が訪れる。
2幕に転換時、プールサイドだった場所からプールが出現し、様々な神々が現れ、プロジェクションマッピングで、転生していく様子を描いていく。
とにかくカオス。僕個人としては、これぞ関東!と思った作品です。
多くの人間、多くの才能が集まる場所だからこそ生まれた作品だと思います。
少なくとも、関西などでは生まれないんじゃないかな、と思いました。
圧巻のエンタメ。
また、多くの魅力的な方々にお会いできました。
このご縁は大切にしていきたいです。
関東移住前に決まった舞台のうち1本目です。
9月 いぶくろ「崩れてく雑談」
イケてない大学生。
30分の短編作品。
女性から好意を持たれていると、ひょんなことから勘違いしてしまい、フラれてしまう話。
コメディの難しさを痛感した作品でもありました。
またリベンジしたい。
10月 牡丹茶房「咲けぬ椿は落ちずに腐る」
弁護士の息子、大学生。
脚本のクオリティが高く、多数の方に、2016年の観劇ベスト候補に選んでいただいている作品。
主軸となる姉弟と、その周囲という構成だが、周囲がいかに人から影響を受け、与えていくか。
様々なコンプレックスに苦しむ、人々を描いた作品。
きついラストだが、誰かの救いになってほしい。
10月 祝大輔&「3.14ch」ムランティン・タランティーノ合作映画 「沈黙する〇〇の悪戯」
〇〇。
クォータースターコンテスト。ノミネート、優秀作品賞受賞。
15分一発勝負の映像作品。
とある夫婦の、出会い、別れ、再開の作品。
素敵な俳優さんと共演させていただき、結果は惜しくも最優秀賞は逃しましたが、2位という結果に。
とてもいい経験をさせていただきました。
11月「やまだのむら」立ち上げ。
以上、2016年の振り返りでした。
舞台出演7本。映像出演1本という、関東移住1年目にしてはなかなか充実した日々でした。
出会った方々に感謝。
観ていただいた方々に感謝。
このご縁がどこまでも続いていけるよう、またもっと多くの方々にお会いし、もっと多くの作品作りに携わっていけるよう、精進してまいります。
来年はまず、やまだのむらの公演です。
今後、関東での活動のプラットフォームになるべく、様々なことに取り組んでいければと思います。
2017年1月村興し公演「興」
いい作品を提供できるよう精進してまいります。
ご来場、心よりお待ちしております。
https://yamada-nomura.jimdo.com/次回公演/
それでは皆様、2016年ありがとうございました。
2017年もよろしくお願いいたします。
野村亮太
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